| 患者さん ・ ご家族の方へ |
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1.はじめに |
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手術室では、人体にメスを入れるような侵襲(※1)を伴う治療が行われます。
私たち米沢市立病院中央手術室のスタッフ一同は、
「手術環境の整備」や「患者さんの不安や苦痛の除去」などを通して、
一つ一つの手術が安全かつ円滑に進行するように、昼夜を問わず業務を遂行しています。
ここでは、手術室業務の一端を紹介することで、手術に臨まれる患者さんの一助になればと思います。
(※1)侵襲とは、一般的に手術 ・ 検査 など に伴って、人体に傷や痛みがあるものを指します。
( 関連 )低侵襲医療
一般的に、手術・検査などに伴う、人体の傷や痛みなどをできるだけ少なくする医療を指します。
当院で行っているものでは、内視鏡検査やカテーテルを使用する検査 ・ 治療 など は、
人体に対する負担が低いため低侵襲医療と言えます。
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2.手術室案内 |
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1)概 要
当手術室は、病院診療棟 3階にあります。
手術が行われる室は 5室あり、そのうちの一つは、人工関節手術を行うバイオクリーンルーム(清浄度の高い手術室)の機能を備えています。
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手術室を利用する診療科は、外科、産婦人科、泌尿器科、整形外科、心臓血管外科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、精神科があります。
手術の形態には、入院してから行う「入院手術」と、外来から手術室に来て治療を行い、終了後はそのまま帰宅する「外来手術」とがあります。
平日は午前 8時ごろから一日の準備を開始し、 9時ごろより各手術がスタートします。手術はおおむね夕方には終了し、その日の後片付けをして一日の業務が終わりになります。 しかし、時には、 8時間を超えるような長時間手術もあり、長い一日となることもあります。
また、予定手術が終了した後も、夜間・休日の緊急手術に対応するために、数名のスタッフが 24時間365日待機しています。 |
< 入 室 風 景 > |
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2)手術室のスタッフ
手術室では、下記に示すような様々な職種の専門家がチームを組んで、一つ一つの手術が円滑に
行われるように、それぞれの仕事を遂行しています。 |
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○手術室スタッフ
看護師、看護助手、麻酔科医師、臨床工学技士
放射線技師、病理検査技師、薬剤師
事務職員、清掃職員 |
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< 手 術 風 景 > |

< 手 術 準 備 風 景 > |
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3.手術実績 |
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当手術室で行われている手術 ・ 治療の一部を紹介します。
人工心肺装置を使用する心臓手術から、開頭術、各種の癌に対する手術、内視鏡を用いる低侵襲手術、帝王切開術、前立腺手術、骨折に対する固定術、白内障手術、扁桃腺手術、体表の形成手術、電気けいれん療法まで多岐にわたり、地域の中核病院として、ほぼあらゆる手術に対応しています。
1年間の総手術件数は約 2,400件で、1日当たりにすると平均約 10件の手術が行われていること
になります。そのうち、緊急手術は年間約 220件 ( 9% ) に上ります。
ここ 3年間の科別手術件数を以下に示します。 |
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○各科別手術件数 |
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2008年 |
2009年 |
2010年 |
外 科 |
466 |
428 |
404 |
産 婦 人 科 |
273 |
243 |
255 |
泌 尿 器 科 |
58 |
68 |
58 |
整 形 外 科 |
380 |
429 |
420 |
心 臓 血 管 外 科 |
56 |
40 |
61 |
脳 神 経 外 科 |
63 |
55 |
39 |
眼 科 |
517 |
533 |
736 |
耳 鼻 咽 喉 科 |
54 |
41 |
44 |
形 成 外 科 |
250 |
282 |
303 |
精 神 科 |
74 |
48 |
48 |
年間総手術件数 |
2,191 |
2,167 |
2,368 |
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4.安全 ・ 安心への取り組み |
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1)「 安全 」 に対する取り組み
手術には常に事故の危険が伴っています。
私たちは、決して起きてはならない事故を未然に防ぐために、様々な安全対策を行なっています。
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@ 「 患者取り違え、手術部位の取り違え 」 対策 |
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手術室内では繰り返し、患者さんの本人確認と手術部位の確認を行ないます。患者さん自身にお尋ねする場面もありますので、ご協力をお願いいたします。 |
< 患 者 確 認 風 景 >
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A 「 手術部位への異物置き忘れ 」 対策 |
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< 器 械 カ ウ ン ト 風 景 >
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手術ごとに使用される器具やガーゼは、手術の
前中後でその数が合うまで照合を繰り返し行い、
患者さんの体内への置き忘れ防止に努めています。 |
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B 「 肺血栓塞栓症 」 予防 |
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手術中の患者さんは下肢を動かすことができないため、エコノミークラス症候群としてよく知られている
「肺血栓塞栓症」を起こす危険性が高くなっています。
これを予防するために、手術前または手術中から、下肢に血栓を予防するストッキングを履いたり、血管をマッサージするポンプを着けたりしています。
※ このポンプ装置は、下肢に間歇的に圧迫を加えることで
血液循環を促進させるものです。
このポンプ装置の用途は以下のとおりです
深在静脈血栓症(DVT)の予防、血流の増進、
術後痛および浮腫の軽減、創傷治癒時間の短縮、
浮腫の軽減
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< ポ ン プ 装 着 風 景 > |
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2)「安心」に対する取り組み
手術に臨む患者さんには様々な不安があることと思います。
私たちは、これらをできる限り軽減したいと考え、患者さんへの支援を行っています。
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@看護師による術前 ・ 術後訪問 |
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< 術 前 訪 問 風 景 > |
当手術室では、一人の手術患者さんに一名ずつ、手術中のケアをする「手術室担当看護師」が付くことになっています。この看護師は、手術前に患者さんを訪問し、問診や手術に関するオリエンテーションを行うとともに、皆さんの不安や手術中の希望(例えば手術中に聞きたい音楽のリクエスト)などもお聞きします。原則的に、手術中はこの担当看護師が、手術室入室から退室までお世話いたします。また、手術後に再度訪問し、手術後の様子をうかがい、今後の業務改善の参考にさせていただいています。手術に関することならば、この担当看護師に何でもご相談ください。お答えできる範囲で説明し、可能な限りご希望に添えるようにしたいと考えております。 |
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A保護者同伴入室 |
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10才未満くらいの小さいお子さんの場合には、手術室に入って麻酔で眠ってしまうまでの間、保護者から引き離されることに強い不安を感じることがあります。
当手術室では、これを軽減するために、手術室に入ってから麻酔で眠ってしまうまでの間、保護者の方にそばに付き添っていただき、お子さんの不安を軽減するようご協力をいただくことがあります。
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< 小 児 麻 酔 導 入 風 景 > |
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5.おわりに |
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米沢市立病院中央手術室について、その一部を紹介させていただきました。
手術を受けられる患者さんが、不安や苦痛なく治療に専念できるよう、スタッフ一同、誠心誠意お手伝いさせていただきます。このページが、皆さんの不安や疑問をわずかでも解決する一助になれれば幸いと存じます。 |
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※ 医療従事者の方用のページを準備いたしました。
↑上のボタンを押すとご覧いただけます。
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